2016年1月28日木曜日

【 2/7(日)開催!】すくすく学童・おやつ持込みに関する保護者情報交換会/江戸川区の回答と、現場の対応に「食い違い」!?

前回の記事「2015年11月25日水曜日【ついに学童保護者に「お手紙」配布!】「持込みオヤツ説明会」、12月に江戸川区内6か所で開催!にて、今後、学童クラブ登録保護者がすくすくスクールへおやつ(補食)を持ち込むことが許可される件につき、その詳細が江戸川区から説明されるとの情報をご紹介しました。

江戸川区内6カ所で開催された説明会のうち3カ所に、当会の保護者数名が参加しました。
この3カ所において、江戸川区からの説明の概要は下記のとおりです。


江戸川区としては、遊びの場であるすくすくスクールにおいて、補食の提供によって遊びが途切れる ことは好ましいとは考えていない。

しかしすくすくスクールでの補食提供をやめて以来、保護者らの補食再開の希望が強いため、「持ち込みを許可する」形で、希望者に補食をとれる環境を提供することにした。


 補食をとる場所は、原則すくすくスクールホームルーム以外でとする。学校内の施設で適切な場所を使用できるよう、江戸川区が学校側と交渉し確保する。


すくすくスクールスタッフの誰かが、補食を摂取する場に同席する。


補食の持ち込み方法は、学校を経由しない形で行う。週末にまとめて、あるいは毎日親が持参するなど、各すくすくスクールの実情に合わせて、保護者が話し合って決める。


補食の実施時間、回数(低学年、高学年の別で複数回補食の時間を設ける)は、保護者がまとまって話し合って決め、スタッフはそれに沿う。


おやつ業者の導入も、保護者の希望がまとまれば可能である。ただし、配達されたおやつの開封、配布などができるかどうか、各すくすくスクールで職員に確認してください。

以上の説明がなされました。
これに対して、会場からは下記のような質問、要望が提出されました。


保護者の希望に添う、保護者で話し合うと言っても、どんな補食の内容を想定して、持ち込みを許可しているのか、まったくイメージがつかめず、話し合いがまとまる見込みが薄い。ある程度、こんな形なら可能だろうという区からプレゼンテーションがないと困る。

→回答
江戸川区としては、「すくすくスクールに補食が必要」という考えはない。あくまでも保護者の意思で決めてもらいたい。


今回の補食説明会のお知らせに、内容がほとんど記載されておらず、聞いて理解し、質問する為の準備ができなかった。説明不足である。


平成25年度の補食廃止の説明では、利用者が少ないということを区は廃止理由の説明として挙げていた。

しかし、すくすくスクールになる以前の学童クラブでは、16時程度までの補食として適切な時間に、 補食を摂ることができていたのに、すくすくスクールでは、開始当初からだんだんと時間を後にずらされ、最後は17時以降と、夕食までの時間が微妙なタイミングになる家庭が増えた。利用できる家庭が減ったのは、時間が17時以降と遅くされたのが実情。

一緒におやつを食べるという行為は、栄養補給の他にも、学童クラブとしての居心地、仲間意識の形成など児童のこころの面でも重要な役割があり、もっと適切な時間に行われれば利用したいと思う家庭は多いと思う。

例えば低学年用、高学年用と複数の回数を、16時前後程度の早い時間までに行うよう、保護者達が希望すれば、それは、スタッフの数の少なさを理由に断られることなく、受け入れてもらえるのか?

→回答
受け入れます。
スタッフのマンパワー不足を理由に、これら保護者の希望を断ることはありません。

ただし、行事と補食の時間が重なるすくすくも出てくると思うので、子どもさんにとってどうか、ということ(補食より行事参加が子どもにとってよいことではないかということ)をよく子どもさんと話し合って決めてください。

以上のような説明が行われました。

そして本年に入り、何校かのすくすくスクールでは、職員と保護者の間で、おやつ持ち込みの方法の話し合いが開かれたそうです。

しかし、その場に出席した保護者からの情報によると、江戸川区の担当者から下記の話があり、12月の説明会での話との食い違いを感じたそうです。

16時前後におやつを希望する保護者の声に対して、江戸川区の担当者から

「スタッフのマンパワーから、時間や補食の設定の回数は自ずと制限があります」

そして、

「そもそも補食の実施はすくすくスクールの方針に沿うものではない。すくすくスクールの方針は、みんなで遊び社会性を育む事なので、遊びを中断させて補食時間を確保するのはいかがなものか?」

という話があったそうです。

12月の説明会では、スタッフのマンパワー不足を理由に、保護者の希望を断ることはない」ということでしたが、ここに食い違いがあります。

なおこの小学校では、色々な意見や希望が出たものの、その場の結論としては

・親が記名したおやつを一週間分持ち込む
・おやつの中身の詳細取り決め
・学校内の某教室を借りて食べる
・その際は職員1名がつく
・食べる時間は17時以降
・春休みから開始

ということに、暫定的に決まったようです。

なお、集まった保護者らのほとんどが、今回の「持ち込みオヤツ」の件、そして12月に説明会が開催されたことを知らず(あるいは平日夜の開催が多くて出席できず)、そのためこの件を保護者らが理解し、共通イメージを形成するのに時間がかかってしまい、肝心の運用について話をする時間が不足してしまったそうです。

ここにも、保護者に対する情報の告知不足を感じます。

今後、各すくすくスクールで行われる保護者に対する説明は、学校で、どのような説明がなされるのか? その結果、どういう補食の形態になるのか?すべては「各すくすくスクール」に任されており、各保護者らは情報的に孤立して、見えない状況です。

昨年11月、当会がおこなった保護者アンケートの結果では、100%の方が補食の実施を希望し、しかも、実施時間帯は「3時半から4時半」となっています。

そして、「保護者持込み」ではなく、以前のような形式(すくすくスクールで提供)を希望、とするのが大方の回答です。

※保護者アンケート結果速報はコチラ!
→ 2015年11月17日火曜日 【すくすくスクール保護者アンケート結果発表!】おやつを「希望する」人の割合が、なんと「100%」!

江戸川区の担当者は、江戸川区議会(2015年8月30日開催文教委員会)で、「保護者の声も集めながら」どのような形で実施しているかについて丁寧にやって行きたいと考えている」と発言しています。

しかし実際には、説明会では保護者に実施方法を丸投げ、そして話し合いの現場では、江戸川区の説明とは食い違い、「スタッフのマンパワー不足」が実施要件に挙げられる…

これでは、江戸川区議会での自らの発言に対する責任が感じられません。

いったい現状は、どうなっているのでしょうか?

そこで、当会から提案です。保護者同士で情報(どのような説明を受けたか、どのように補食を実施してほしいか)を交換し合い、よりよい補食実施に向けて保護者の力を結集しませんか?


すくすくスクールおやつに関する
保護者情報交換会

2016年2月7日(日) 
10時~12時 (9時半から受付開始)
 
タワーホール船堀 306会議室

参加費無料 / 申し込み不要/ お子さん連れOK(保育はありません)




もともと、江戸川区の学童クラブは、全員で補食を食べていました。補食の時間は、毎日通わなければいけない子ども達の体だけでなく、心をいやし仲間意識を育む重要な時間だったのです。

そして、厚労省が作った学童クラブの指針にも、「補食事業は実施すべきもの」として明記されています。

東京23区の学童クラブ事業で、長期休暇を含み、全期間で「おやつがない」のは、江戸川区だけです。
わが子の放課後を、よりよいものにしたいと願う保護者の皆様、ぜひご参加ください!