2016年7月11日月曜日

【お願い】すくすくスクール保護者アンケートにご協力を!【「持ち込み補食」現状と課題を教えてください】


すくすくスクールの学童登録児童について、各家庭からの補食の「保護者による持ち込み」を江戸川区が許可した2016年の春休みから、3ヶ月が経ちました。

2013年4月に、すくすくスクール学童で提供されていた「補食」が廃止されてから丸3年の年月が経ち、補食が提供されていたことを知らない世代がほとんどになったいま、「補食」の再開は保護者にどう受け止められているのでしょうか? 現場に混乱はないのでしょうか?

「保護者による持ち込み」は、「各すくすくスクールの個別事情、親の総意で実施すること」と、江戸川区は今年初頭の説明会で指示しており、それ以外の詳細については、保護者(と現場スタッフ)に、いわば「丸投げ」に近い形でスタートしたのが、今回の補食再開でした。

持ち込む方法やその内容など、江戸川区からはっきりと定められていない中で、現場に混乱はないのでしょうか? 改善すべき課題は? いまだ手探りの状態なのか?子どもたちの様子は変わったのか?変わらないのか?

この3か月間の持ち込み補食の実施方法や状況について、区内71校のすくすくスクールではどのように運用がされているのでしょうか?

すくすくスクールごとにやり方は様々ですが、その情報を共有する手段がない現状で、他のすくすくスクールの情報を参考に、「こんな方法もあるのか」「これはうちでも取り入れたい」など情報がわかれば、保護者の話し合いで「もっと良い補食」になるのではないでしょうか。

≪「持ち込み補食」の現状をお知らせください≫

そこで当会では、保護者の皆様にアンケートをお願いすることといたしました。

あなたのすくすくスクールで今実施している「持ち込み補食」について、実施時間、持ち込み方法などの情報をお寄せいただき、このブログで共有し、互いに参考にしようという目的です。江戸川区から本件に関し公の情報提供、共有などが無い今、自分たちで行うしかないと考えています。

もうすぐ夏休み。夏休み中の補食のありかたについて、各すくすくスクールの保護者会などで、検討が始まる時期でもあります。

◎夏休みは、通常時とは違い、子どもたちはリュックサックなどにお弁当や水筒を入れて、自分で持って、朝からすくすくスクールに行く。そんな時でも、「補食」についてだけは、学校のある日と同じように、「保護者が持ちこむ」形でなければならないのか?

◎通常時は、授業時間の関係や「食べる教室が空かない」等の理由で、補食は5時以降だが、夏休みに関してはそういった時間や場所の制約は無くなる。まして子どもたちの疲労激しい酷暑期においても、補食が「5時以降でなければならない」理由はない。夏休み期間に限り、「3時」「3時半」など、「普通のおやつの時間」に食べさせてやれないものだろうか?

そんな疑問を抱く方も、少なくないことでしょう。そういったご意見も、ぜひお寄せいただければと思います。

一人でも多くの方の情報やご意見を、お待ちしております!
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≪すでにいただいたご意見のご紹介≫

さて実はこの4月~6月の間に、数校のすくすくスクールの保護者の方から、個別に当会に声をいただいておりました。それらを、ここにご紹介させていただきます。

「補食が始まって子どもたちの様子はそんな風に変わったのか」「うちの実施方法は煩雑だけれど、他のすくすくスクールではそんな方法で実施されているのなら参考にしたい」といった形で、これらの情報を参考にしていただければと思います。


① 子ども達の様子はどうか?

・ 子どもたちは補食を楽しみにして、わきあいあいと食べている。

・ 帰宅してから家でテレビを見ながら食べるから補食はいらないと言っていた子も、補食を学童で食べられるようになってから、家で食べるより友達と食べる事を選んだ(その方が楽しいから、という理由だそうです。親御さんとしては、17時で帰るからいらない、ではなく、毎日いかなければならない場所で、仲間と一緒に食べるということの重要性を感じたとのことです。)

・ 子どもを迎えに行く5時ごろ、いつもならイライラ奇声をあげる子どもがいたが、補食が始まってから全体に雰囲気が穏やかになり、子どもが奇声をあげなくなった。

・ 補食を早く食べたいと思って、子ども達が片付けを早くやるようになった。

・ 補食がなかったころ、家に帰ってから夕食を始めるまで、子どもの気持ちが不安定で食事の用意が大変だった。今は、家に帰ってからも穏やかに過ごしており、夕食までの時間が落ち着いた時間になり、親の方の準備も手早くできる。補食の再開には本当に感謝している(複数)。

・ 補食がある子とない子のあいだでのもめ事は、意外と、無い。

・ すくすく登録の子から、補食の持参を認めてほしいという申し出はいまのところ目立たないようである。

・ 他の子が補食を取っているのを見て、後から持ってくるようになった子どももいる。

・ お迎えの帰りに、一時的におなかを満たしておく為の食べ物を買うため、寄り道(買い物)していたが、そういう必要がなくなった。


② 補食の用意の苦労(親側)

・ やはり用意が大変。一日分の補食をジップロックなどに入れるが、ジップロックに名前や日付をいれておけばいいとしているすくすくスクールもあれば、中身のおやつ(飴一個一個まで!)に名前と日付を入れるように決めているスクールもある。この大変な作業を続けていけるのか、心配である。

・ 土曜日も出勤があり、親が届けられないため、1ヶ月分の補食を用意してなんとか届けている家庭がある。用意にかかる手間が無視できないほど大変である。

・ いろいろなおやつを用意するのが大変。一週間、違う味のジャガリコを入れてみたこともある(なんとか食べきれている)。

・ いろいろなおやつを家に用意しておき、食べたいおやつを一日分ずつ袋詰めにする作業を子ども自身にやらせている。楽しんでやっており、親も助かる。

・ 飴やせんべい等の渇きものばかりになってしまう。冷蔵庫ぐらい使わせてほしい。(すくすくスクールの冷蔵庫には「湿布」や「保冷剤」が入っているので、全員分のおやつを保管するのは無理と断られてしまうようです)。

・ 補食の用意が煩雑で、出来ていたつもりが日数分に足りなくて、子どもが食べようと思ったらなかった…。

・ 手間が大変すぎる。補食の持ち込みを許可したお役人が、実際に自分でやってみたらどうかと思うほどである。なぜ以前の、指導員による一括購入の形態にしないのか理解できない。

・ あまりの大変さに子どもがかわいそうではあるが、ギブアップ。持ち込みをやめざるを得なかった。

・ 仕事で多忙、勤務に余裕がない家庭ほど学童保育を必要とするのに、そういう家庭が対応できないような実施方法であり、必要度の高い子どもほど我慢させられる結果になっている。

・ 共同購入で個別の手間を減らそうという動きのあるすくすくスクールもある。指導員が受け取りはしてくれる。しかし、分別は親たちがなんらかの方法でしなければならないようだ。今後検討して行く。

・ 実施方法などについて、親達が情報共有できるよう江戸川区が広報すべきだ。

・ 持ち込み補食を許可するのなら、この方法を推進する姿勢がある「はず」の江戸川区が、なぜもっとこの件に関して積極的に情報共有・情報提供等を行わないのか?大変疑問である。

・(補食が持参できないようで) ネグレクトではという心配のあるお家もいて、端で見てかなり心配している。

③ 現場の指導
・ 補食を食べる子どもと食べない子どもが交じるので、すくすくスクールに来ている子ども達全員と、補食についての約束事を(スクールによっては、毎日)確認している。

・ 約束の内容は、他の子のものをうらやましがらない、友達にあげたり、もらったりしない、など。

・ ルールを守らせる教育が大事と感じる。トラブルが起きてないのはそのためと感じる。

・ 指導員さんの手間はやはり大変だと親の立場から見ても感じる。ひとりひとりの補食が混じらないように管理し、ゴミも個人別に保管。大変な手間になっている。以前のような補食の自主運営(親がお金を預け、指導員が購入し、配る)の方がよほど運営しやすいのではないだろうか?以前の形態に戻さない理由が、現場からは理解できない。

・ 低学年の子ども達のためにはやはり15時の施行が生理的欲求にあっている。場所の確保が問題とされるが、場所が確保できないとされる説明の理由が納得できない。「学校の協力がない(学校側が非協力的)」としか思えない。

・ 食べる場所がすくすくスクールホームルームから離れていると、子ども達の管理が大変なようだ。かといって、部屋のなかにパーティションをつくって管理するのも難しいと聞く。学校の中に使える場所が確保できないと説明されるが、なんとかならないのか?

・ 食べない子もいるため、遊びの場から補食を食べる場へと、食べる子どもを分けて誘導することが難しいと感じているスクールもある。

・ 室内遊びの片付けのあと、外遊びとし、室内へ帰ってくるときに食べる子と食べない子どもをわけて誘導しているので、意外とスムースに誘導できているすくすくスクールもある。

・ 補食の準備に子ども達を参加させて、いい雰囲気になっているすくすくスクールもある。

・ 持ち込みでの補食の実施は煩雑すぎる。親の思いの強さと指導員の協力が必要だと痛感する。

④ 今後、特に夏休みに向けて。

・ とにかく実施時間に柔軟性を持たせてほしい。15時と17時の2回生などはだめか。弁当だけでは夕方まで持たない。

・ 学校を経由しない夏休みなら子どもに補食を持たせていいはず。夏休みまで親の持ち込みにする必要はないのでは?

・ 結構学童の登録があるのに、補食希望がほとんどないスクールもあるよう。本当は希望したいのに遠慮しているのか?

・ 子ども中心の目線、そもそも学童保育であるので、そこに配慮した制度に改善していってほしい。

ご意見は以上です。

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ご協力、何卒よろしくお願いいたします。