2015年1月26日月曜日

【2/2(月)〆切】江戸川区の学童クラブ事業に対し「パブリックコメント」を利用して意見・質問を送りましょう!

2ヶ月の間ブログ更新ができませんでした。仕事をしながら家事育児をしつつの活動ゆえ、ご報告も遅くなり申し訳ありません。

今回は二つ、重要なお知らせがあります。

ひとつめは、皆様にご協力と応援をお願いして参りました、「平成26年第3回江戸川区議会定例会に提出される第74号議案「江戸川区すくすく事業条例」およびこれの付則3である「江戸川区学童クラブ事業条例の廃止」の廃案を求める陳情」が、昨年12月10日開催の江戸川区議会本会議において不採択になりました。

これが実物です。

江戸川区議会からの不採択通知

この通知を読みますと、すくすくスクール事業は、「適切な遊び及び生活の場を与えて、健全な育成を図る」とあります。江戸川区独自の事業であるといいながら、その目的は、児童福祉法が定義する放課後児童健全育成事業(第六条の三の2)の記載と同一であることがわかります。

目的が同じでありながら、厚労省が示した放課後児童健全育成事業が達するべき基準からははずれる事業とした理由は、以下のように述べています。

「児童福祉法の枠組みは、「すくすくスクール利用児童と学童クラブ児童を分離させるものであり、待機児童を出さないとする本区のすくすくスクール事業の主旨とは相違するものである」

とすれば、児童福祉のために行われると自ら定義しているすくすくスクール事業が、その役割をきっちりと果たすよう、江戸川区がどのように施行規則や要綱を定めていくのか、区民は大きな関心を持って江戸川区政を監視していかなければなりません。

国の法律が学童児の過ごす環境を守り、一定の基準を達成した事業にするよう自治体に担保させる…「江戸川区では学童クラブ事業が国の法律をはずれる」とする、すくすく事業条例が成立してしまったときから、この国の仕組みが、江戸川区では保障されなくなってしまったからです。

そして早くも、学童の子どもたちの環境を改善したいと思うならば、学童保護者が行動を起こし、意見を区に届けなければいけない事案が起こっています。


「江戸川区子ども・子育て支援事業計画(案)」に対する
区民の意見募集(パブリックコメント募集)が
行われています

ここで二つ目の話題となります。

みなさまは、江戸川区が「子ども子育て支援法」に従い、パブリックコメントの募集をしていることを、ご存知でしたでしょうか?

下記をURLをクリックしていただけると、フォームがでますので、記入すればそのまま送信できます。

https://www.city.edogawa.tokyo.jp/cgi-bin/form_enq/formmail.cgi?d=pub20141201k

私どもえどがわ学童保育フォーラムのメンバーがこれを知り得たのも実は昨日のことで、いそぎ、このブログにおいて緊急拡散いたします。



意見を送る前に、いまどのようなことが検討されているのか?見てみましょう。

最新の計画が、下記で公開されています。学童クラブについては、29ページに記載があります。

江戸川区・子ども子育て支援事業計画(案)



確かに「学童クラブ事業案」がありますが…たった半ページです…。
そして、どのような「事業計画案」なのか、具体的な情報開示はまったくありません。

「現状を継続する」という説明になっていますが、平成26年度現在で、江戸川区のすくすくスクール内学童クラブ事業は、各施設が達するべき基準を設定していません。

ですので今後も、「各学校の特色を生かす」という名目で、毎日の生活の場としての不適切な環境が整備されないまま継承される可能性が大いにあるのです。


なぜ、こどもが毎日安定して学童に通い生活を送るために欠かせない補食が、生活の場である学童クラブから奪われたのか?

なぜ、学童のこどもたちが「自立できる時まで毎日通いきる、過ごしやすい環境を用意する」ために欠かせない「経験と知識をつんだ常勤指導員」が、廃止される方向で年々減少させられているのか?

なぜ、喧噪極まる大部屋しか用意されず、静かに過ごす場、学童の先生に自分をはき出せるような環境が整備されないのか?

なぜ、学校により使用できる設備、教室が大きく違い、その不公平が放置されるのか?

災害時の開所基準は?

なぜ??????はたくさんあると思います。

他区ではこうなのに、江戸川区だけが、なぜ???も。

その「なぜ?」を、江戸川区に送りましょう。下記から送ることができます。


江戸川区・子ども子育て支援事業い計画(案)パブリックコメント募集


また、この事業計画について話し合いを行っている、「江戸川区・子ども子育て応援会議」については、下記に情報があります。この「応援会議」の、会議日程(傍聴可能です)、構成メンバー(区職員、議員、団体代表、識者、区民等)などや、毎回の会議録を見ることができます。

江戸川区・子ども子育て応援会議

そもそも、区民との対話をする姿勢に乏しい江戸川区です。

今回は、その江戸川区に公式に意見をぶつけ、しかもそれに対する公式見解が得られる非常に稀な機会です。ホームページにありますように、区には「説明責任がある」のです。

どしどし、意見をぶつけましょう!今回を逃すと、江戸川区民の意見に耳が傾けれられる機会は、今後はほとんどないと予測されます。

締め切りは、2月2日です。
一人でも多くの「声」を、どうぞよろしくお願いします!