2018年1月26日金曜日

★緊急募集★すくすく「持ち込み補食」って、どう思いますか?!生の声を江戸川区議会に提出します【2/1(木)まで】


江戸川区の保育園・小学校保護者の皆様へ
~すくすくの「持ち込み補食」って、どう思いますか?~

昨年2017年9月、「えどがわ学童保育フォーラム」は、江戸川区議会に対して、区民の多くの署名とともに「陳情書」を提出しました。


第95号
すくすくスクール学童クラブ登録における補食実施事業を2012年度以前の実施方法に準じて再開することを求める陳情

その内容は、すくすくスクールの「補食(おやつ)」を、現状の保護者による「持ち込み」ではなく、すくすくスクールから提供されるという2012年以前の形に戻してほしい、という要望です。

陳情について、詳しくは前回の記事をぜひご一読ください。
◆学童クラブの補食を本来あるべき姿…「2012年以前の姿」に戻して欲しい!

さてこの陳情は、江戸川区議会・文教委員会(文化共育部、教育委員会に関する事項
を審議する委員会)にて、以下の江戸川区議の方々によって、現在審議中ではあります。

江戸川区議会 文教委員会(定数9人)
渡部 正明(委員長)
太田 公弘(副委員長)
中津川 将照(委員)
神尾 昭央(委員)
大橋 美枝子(委員)
福本 光浩(委員)
藤澤 進一(委員)
須賀 清次(委員)
田中 淳子(委員)

しかしこの文教委員会でのでは、江戸川区・教育推進課(すくすくスクール担当部署)からの答弁において、「保護者は現状の持ち込み補食に十分満足している」「以前の形に戻す必要はない」という答弁に終始するのみであり、提出した陳情が採択される見込みはほとんどありません。

江戸川区議会の議事録から、文教委員会における教育推進課・責任者の方のご発言を拾ってみました。

◆平成29年12月5日開催 江戸川区議会・文教委員会 教育推進課長発言より
「持ち込めないからということのお声というのは、実は私どもが先般申し上げたとおり各現場のサブ(※すくすくスクールのサブマネージャー:編注)からの声を拾っております。保護者の声ということで日常的に聞いております。

その中で補食を実施しないというすくすくがございますけれども、これも保護者とのお話の中でしなかったという学校ですが、そちらのほうでは間食をさせたくないとか、6時に下校をしておやつや夕食を食べることができるとか、それから夕食までのリズムを崩す必要はないと、そういったご意見がほとんどでございます。

保護者会でみんなの話を聞いていたら家庭の工夫でどうにかなるので、補食の必要性は感じられなくなったというような声があって実施をしていないすくすくがございます。

一方で、年度途中でこの希望を取り下げたという親御さんのその理由もお聞きしております。その中では1年生で様子がわからなかったので一応申し込んだけれども、申し込んで補食を始めてみたけれども、子ども、保護者もさほど必要ないということがわかったということ。

それから、急に食べたくなるかもしれないので念のために申し込んでいただけだったとか、それから帰宅後、自宅で対応できる。子どもに遊びたい、食べたくないと言われた。こうしたような意見がほとんどでございます。

親御さんのご都合でというようなことでのお声ということでは、我々は聞いておりません。お子さんと話をして決めたという保護者の方がほとんどでございます。そうしたことで我々は捉えております。

何度も申し上げておりますが、年度途中でもこの補食の実施のことについて何か変更があれば皆さんにお集まりいただいたり、それから、お手紙をお出ししてこういうことが今ありますけれども、いかがですかとか、環境がこういうふうに変わりますけれども、これをご了承くださいというような、そういったお知らせも常に行っております。

何度も申し上げますが、保護者の声は常時お聞きしながらやっております。ですので、そのような形での届けられないからやめますとか申し込みませんということのお声は、私どもでは聞いてないということでございます」

◆平成29年12月5日開催 江戸川区議会・文教委員会 教育推進課長発言より
「江戸川区で学童クラブ事業を昭和50年からスタートしておりましたけれども、厚労省さんの法制化されたのは平成9年でございます。事業自体は江戸川区はずっと古くからやってきたわけで、この補食につきましても江戸川区独自で親御さんから委託を受けて、おやつ代をいただきながら、それをお預かりしながら提供してきたという経緯がございます。

24年度末でこの補食の提供をお受けするのをやめますと申し上げたときにも、さまざまな理由を挙げましたけれども、この補食の実施については学童クラブの中では、必要をここで終えるという結論を出して24年度末で終えたわけでございまして、今、厚労省さんのガイドラインというものをこの間の資料でおつけしております。

そのときに今回の特に子ども子育て新制度に移行した時点でも、条例改正をさせていただきました。厚労省さんのいう児童福祉法による放課後児童クラブですか、放課後健全育成事業。これは江戸川区は、外させていただく(※下記注参照)江戸川区の学童クラブのこれまでの実績をもとに独自のすくすくスクール事業の中での学童クラブは継続してまいりますという、そういう考えをお示ししたところでございます。

ですので、ここに厚労さんの見解はどうなんだというご意見をいただいておりますけれども、私どもとしては江戸川区がこれまで長年続けてきたこの学童クラブ、そしてすくすくスクールクラブの中での学童クラブ、この考え方を踏襲してまいりたいと考えております

※2014年9月、江戸川区の「すくすくスクール」は、多田江戸川区長の提案都議会の採択により、厚生労働省が定める「児童福祉法」から外れた学童保育となることが決定しました。詳しくは2014年当時の、以下の記事以降をご覧ください。
【採決まであと1ヵ月!】江戸川区、学童クラブ廃止にむけついに大手! すくすくスクール学童は、「児童福祉法適用外」の「江戸川式・学童クラブ」へと変わる!!

江戸川区議会ホームページの「会議録検索」で、「すくすく」「補食」等で検索すると、すくすくスクールの補食に関する教育推進課、および江戸川区区議の皆様の様々な意見交換の様子を読むことできます。ぜひご覧ください。

以上のように、「江戸川区は児童福祉法適用外の独自の学童クラブでもあるし、親から『持ち込み補食の準備などが負担だから、うちは補食を止めます』という話は聞いたことがない」ということだそうです。

しかし本当に保護者は「十分満足」しているのか?というと、少なくとも「そうではない」という多くの声が実際の利用者間では出ていることは、江戸川区に住み、働きながら子育てをしている保護者には、じゅうぶん実感できることです。

当えどがわ学童保育フォーラムが、昨年7月に実施した保護者アンケートでも、
「手間が大変すぎる。補食の持ち込みを許可したお役人が、実際に自分でやってみたらどうかと思うほどである。なぜ以前の、指導員による一括購入の形態にしないのか理解できない」

「あまりの大変さに子どもがかわいそうではあるが、ギブアップ。持ち込みをやめざるを得なかった」

「仕事で多忙、勤務に余裕がない家庭ほど学童保育を必要とするのに、そういう家庭が対応できないような実施方法(小分けで持ち込み)であり、必要度の高い子どもほど我慢させられる結果になっている」

といった声を多数、いただいております。
◆以下の記事に掲載されています。
2016年7月11日月曜日:【お願い】すくすくスクール保護者アンケートにご協力を!【「持ち込み補食」現状と課題を教えてください】

そこでえどがわ学童保育フォーラムでは…いったい何度目の正直かは忘れるほどではありますが……またまた、皆さんの「声」を江戸川区議会に届けたく、アンケートを実施いたします。

簡単なアンケートとなっておりますので、ぜひお気軽にご回答ください。

〆切は2018年2/1(木)です。

時間が短くて申し訳ないのですが…〆切を過ぎた後でも、追加でお声をいただければ何らかの形で活かして参りますので、2月以降でも遠慮無くお送りください。

お寄せいただいた生の声は、本年2月中に、当会メンバーが江戸川区役所に足を運び、提出する予定です。

以下のフォームから、お願いいたします。

◆江戸川区の働く保護者の方へ 
すくすく学童「持ち込み補食(おやつ)」に関するご意見フォーム

 回答ボタン


現役のすくすく学童保護者の方はもちろんですが、これからすくすくを利用する保育園・幼稚園在園の保護者の方も、ぜひご意見をお送りください。

私達が、こうして皆さんの声をいただいて江戸川区に訴えかけて…もう何度目になるのでしょう?(江戸川区が、学童クラブの補食を廃止した2012年からずっと、やってます)。

幾度「声」を上げても、たしかに「無駄」かもしれません。

しかし、何も声を上げないと、行政は「現状で区民は満足している」という答弁に終始するのみで、区民の、利用者の真の声に耳を傾けることはないでしょう.

私達「えどがわ学童保育フォーラム」は、声を上げ続けることで、働く保護者の要望を続けていきたいと思います。

上記アンケートは、お知り合いの保護者の方にも、広めてください。
何卒よろしくお願いいたします。

本件に関するお問い合わせは、以下までお願いします。
えどがわ学童保育フォーラム
edogawa.gakudo.hoiku.folum@gmail.com