2017年8月9日水曜日

【署名にご協力ください!】学童クラブの補食を本来あるべき姿…「2012年以前の姿」に戻して欲しい!

夏休みに突入して、はや2週間が経ちました。

学童クラブ登録の児童を持つ保護者にとっては、日々の仕事や家事、週末の子どもの遊びなどのサポートに加え、「毎朝の学童弁当作り」という仕事が増えています。

温暖化でますます暑い気候もあいまって、保護者の体調も万全とはいかず、辛く感じる日もあることでしょう。それでも親も子も頑張って仕事に、学童クラブでの生活に、頑張らないといけない…それが、働く親にとっての夏休みです。


さて、当会では2013年4月からの江戸川区による「学童補食廃止」の後、江戸川区内の学童クラブ保護者の方々、地域の方々、全国の応援してくださる方々と共に、粘り強く補食再開の願いを江戸川区に届けて参りました。


その成果あり、幸いにも2016年春から、あくまで「保護者による持ち込み」の形ですが、学童登録の子ども達の補食を、江戸川区が認める運びとなりました。

参考記事
◆2015/06/30 
◆2016/04/01

2013(平成25)年、衝撃の「学童補食廃止」から丸3年を経たのち、こういった過程を経て、保育園を出たばかりの小さな1年生が、学校給食の後に午後6時過ぎまで「水道の水しか飲めない」…そんな事態は、かろうじて終わりを告げたのです。

しかしながら、いま実施されている「保護者による持ち込み補食」は、様々な課題を含んでいます。

◆「持ち込み補食」が抱える課題① 
 ~大きな負担

持ち込み補食の例
持ち込みのスタイルは、およそ右写真のようなイメージです。

保護者は、まず小分けの菓子ひとつひとつに「○年○組 ○○○○」と記名をします。次に1日分づつ、例えば月~金までであれば5つのジッパー袋にセット。それを、土曜日などにすくすくスクールに預けに行き、すくすくスクールのスタッフに依頼します。

また同時に、前週分のゴミを受け取り、持ち帰ります。

このように2012年以前、江戸川区により補食事業が実施されていた頃と比べ、はるかに大きな手間の負担を、働く保護者が負っています。

この大きな保護者負担のため、今、補食が必要なすべての子ども達が補食を食べられる状況になっていないのが実情で、江戸川区内小学校すくすくスクールの「持ち込み補食」実施率は、現在30%程度にとどまっています。

またすくすくスクールのスタッフも、補食ジッパー袋の管理、ゴミの管理・返却など、少ない人員の中でやり繰りいただいているのが現状です。


◆「持ち込み補食」が抱える課題② 
 ~補食の「内容」

保護者による持ち込み補食は、当然ですが常温保存品…お煎餅やビスケットなど「乾きもの」に限定されます。

いっぽう次の資料は、2013年(平成25年)3月まで、江戸川区のある小学校の「すくすくスクール内学童クラブ」で、実際に提供されていた補食の内容です。

どうでしょうか。「わかめラーメン」「じゃこオニギリ」「ミルクパン」「ミニオムレツ」「ミニカレーチーズドッグ」「たこ焼き3個」など、現状の「持ち込み補食」では提供できない、温かいもの、汁気のあるものなど、乾き菓子よりもはるかに、子どもの育ちを担う「食」としてふさわしい「補食」となっています。


これが、ほんの5年ほど前まで、江戸川区で実施されていたのです。

これらの食品は、たとえば生協などを利用してすくすくスクールで発注し、すくすくスクールの冷蔵庫を利用して冷蔵・冷凍保存、そして電子レンジなどによる簡単な調理によって、学童クラブの子どもたちに日々提供され運用していました。

その費用は、学童クラブ登録費(月額4,000円)の他に、「補食費」として月額1700円。ただし生活保護はじめ一定所得以下の家庭の児童には、無償で提供されていました。

できれば、子どものおやつには、スナック的な乾き菓子よりも、オニギリや汁物などを食べさせてやりたい…そう願わない働く保護者など、おそらくいないでしょう。

しかし持ち込み補食では、その願いはかなうことはありません。


◆「持ち込み補食」が抱える課題③ 
 ~「同じもの」を一緒に食べる楽しい時間が消えた

補食を、2012年以前の状態に戻すことで得られる効果は、他にもあります。

「保護者による持ち込み補食」では、みな違うものを食べます。となり子の食べているお菓子の方がいいな…と思う時も、あるでしょう。家庭の経済状況などによって、持参する補食の内容に「差」もあるかもしれません。

「同じ釜の飯」とはよく言ったもので、「同じもの」をみんなで食べると、子ども同士に一体感が生まれ、仲間意識を高める効果があります。

2012年以前の補食の時代を知る、ある学童保護者はこう語ります。

「いつもより少し早くお迎えに行くと、学童の子たちがテーブルを囲んで補食を食べているんです。友だちやスタッフと楽しそうにおしゃべりしながらです。

一般登録(現:すくすく登録)の子たちが5時で帰りますので人数も減り、残った6時帰りの学童の子だけでちょっと一息…ゆったりした気持ちで親の帰りを待つ、穏やかで楽しいひと時がそこにありました。


なんとなく保育園を思い出します。息子は毎日の補食を、本当に楽しみにしてました」


お互いを知ってお互いに優しくできる、そのような雰囲気が生まれることが、皆で同じ補食を食べることによる、優れた効果です。だからこそ「学童が楽しい」と思えるのです。

これは、「補食を持参できる環境」にある子どもだけがおやつを食べることができる、現状とは大きく違います。

子どもが好むと好まざるに関わらず毎日行かなければいけない学童クラブの場所だからこそ、補食は必要であると厚労省も認めています。

いま23区で、補食を区の事業として行っていないのは江戸川区だけなのです。
(一度は補食を廃止した品川区も、しばらくの中止期間を経て、近年再開しています)

当会…えどがわ学童保育フォーラムは、訴えます。「保護者による持ち込み補食」という現状は、学童クラブの「補食」とするには、内容が不十分なのです。

2016年6月、持ち込み補食が始まった数か月後に、当会で行った江戸川区保護者アンケートでも、その結果は明らかでした。なんと94%の保護者が、「補食を2012年の廃止以前の形に戻して欲しい」と希望しています。

【参考記事】
◆2016/06/08
【超長いけど…必読!】親の「生の声」がぎっしり126名分! 夏休みに向けて、「持ち込み補食」について今一度考える参考材料に



署名活動を実施します。

このように、「学童クラブの子どもに、補食を、それにふさわしい内容で提供できるよう、江戸川区が責任を持って制度を整えるべき」という声を踏まえ、当会は再び、江戸川区による補食実施を求めて陳情活動を行うことといたしました。

陳情で要請するのは、以前と同じように保護者が補食の実費を負担し、区が責任を持って補食実施を行う制度です。

陳情には、署名活動をあわせて行います。江戸川区により補食制度が整えられれば、働く家庭の子ども、そして親の大きな助けになります。

現在署名は100筆となりました。さらにひとりでも多くのかたの要望の声を区に届けることが必要です。
署名用紙
署名をしたい、と思われるかたは

【方法1】
署名用紙の郵送を希望する

まず、下記までメールにてご連絡ください。
edogawa.gakudo.hoiku.folum@gmail.com

件名:署名用紙希望

本文:①署名用紙希望枚数
   ②送付先ご住所、郵便番号
   ③お名前

以上をお書きください。
折り返し、署名用紙を郵送でお送りします。
※署名用紙のご送付には、一週間程度のお時間を頂戴する場合がございます。すみませんがご了承ください。

【方法2】
署名用紙をご自身でダウンロード、印刷する

署名用紙は以下からダウンロードし、ご自身で印刷もできます。
署名用紙のダウンロードはこちら

署名用紙は、「A3サイズ」のPDFデータです。
印刷の際は、「A3サイズ」または縮小印刷で「A4サイズ」1枚にお願いします。
※「A4サイズで2枚」に分かれてしまうと、署名用紙として無効になりますのでご注意ください。

記入した署名用紙は、お手数ですが下記まで郵送をお願いします。
〒134-0088 東京都江戸川区西葛西6-8-16
西葛西駅前郵便局留 「えどがわ学童保育フォーラム」宛

本署名は、すでに今までいただいている分は、江戸川区議会に提出済みです。
これから皆さんにいただく署名は、追加の提出となります。

江戸川区議会において、本件は2017年11月に審議の予定とのことですので、
皆さんからの署名をご送付いただく〆切を、9月末ごろまでとさせていただきます。

お手数をおかけしますが、皆様のご協力を何卒よろしくお願いいたします。

なお以下に、陳情書の全文を掲載します。
(一部読みやすさのため、改行等を追加しています)



すくすくスクール学童クラブ登録における補食実施事業を
2012年度以前の実施方法に準じて再開する陳情書

2013年4月より、江戸川区はそれまでの補食の受託を廃止しました。しかし、放課後の長い時間を空腹のまますくすくスクールで過ごさざるを得なくなった子どもの状況を勘案し、補食持参を2016年度より江戸川区が許可し、2016年4月より実施が行われてきました。

情報公開請求に応じて公開された、江戸川区作成の実施状況についての資料によると、2016年5月の時点で、学童クラブ登録4203人中1311人(31%)、うち、1年生に限ると希望者は40%でした。

しかしながら、2016年12月の時点で、学童クラブ登録数3606人中848人(23.5%)うち、1年生に限ると希望者は30%です。かなり減っていますが、1年生のニーズはやはり高く、補食の最後の年の希望率は34.8%でしたから、2016年5月の数字を見れば、補食廃止後3年を経過しても、補食ニーズは変わりなく存在します。

しかしながら、実際の実施の要件は、言うほど簡単ではなく、腐らないような乾いた物に限る、ひとつひとつ名前を書く、ごみは持ち帰る、など、こまごまと条件が取り決められ、親の毎日の努力で継続できるはずと簡単に片付けられるようなものではありません。

子どもにおいては、お互いに食べる物がちがう、親の状況で補食が必要であっても食べられない子どもがいる、などの格差を生み出しています。

特に仕事を続けるにあたり余裕のない家庭ほど補食の持参も続けられないという状況が存在します。現在の実施方法は持続できる可能性が低く、5月の時点で補食を実施していなかった学校は6校ですが、12月の時点で14校に増え、2桁の希望者がゼロになってしまった現状があります。

このなかで例外的に補食参加率が高く5月で60%、しかも12月に66%まで増えている学校がひとつだけあります。この学校は、補食がとれている1年生は、5月で72%、12月で75%です。

この学校は、子どもたち一人分ずつのおやつを袋詰めして、共同購入すれば届けてくれる業者さんの協力を得る事ができたという条件に恵まれており、2012年度以前の区による補食受託とほぼ同じ形態の実施ができている学校なのです。

この小学校だけは、子どもたちが必要とする補食を、継続することができています。

さらにもうひとつ注目すべきであることは、5月以降12月までの間に、江戸川区の71校中、この小学校以外の70小学校では、12月の時点で学童クラブ登録数が減少(全体で14%減少)したのに、この学校だけが、学童クラブ登録数が増えている(1人、2%)ということです。

このことは、学童クラブ登録における補食の存在が、親の生活、子どもの生活において非常に重要な要件であり、就労家庭を支える為にいかに重要なものであるか、ということを示唆しています。

補食の存在によって、友達と仲良く安全に過ごせる場所で親の帰りを子どもが待っていてくれるということは、就労家庭の親にとって大きな安心であり、仕事を続けるうえで欠かせないものなのです。

江戸川区は、2013年10月の、当会の公開質問状への返答の中で、学童クラブ登録は、「就労援助である」と明言しているのですから、就労援助としてこれほど重要な要件である補食事業は、他の自治体同様、区が責任を持って実施していただきたいと考えます。

厚労省のガイドラインでも学童保育でおやつは支給されるべきものとされていますし、区の事業で行われている就労支援で、補食の実施をしていないのは江戸川区だけです。

つきましては、貴議会において、すくすくスクールの学童クラブ登録が就労支援としての要件を満たすよう、下記の通り陳情いたします。



すくすくスクール事業学童クラブ登録において、補食事業を、2012年以前の形態に戻し実施してください。


陳情文は以上です。

先ほども記しましたが、この陳情はすでに江戸川区議会に提出済みです。
これから皆さんにいただく署名は、「追加提出」となります。

この陳情に関する今後のスケジュールは、以下の通りです。

①平成29年9月26日
江戸川区議会「第三回定例会」において、陳情が委員会にへ付託されます。どこの委員会に付託されるかは検討されますが、これまで通り教育関係をあつかう「文教委員会」に付託される見込みです。

②平成29年10月16日
文教委員会で審査が始まりますが、初回の審査は、「陳情文の朗読」と「資料請求」のみを行い継続するのが慣例となっており、具体的な審査はさらに来月に送られます。
(委員会の開催は、原則、月に一回だそうです)

③平成29年11月頃
実質的な審議がスタートします。

この陳情を審査してくださる、江戸川区議会・文教委員会のメンバーは以下の9名の皆さんです。

渡部 正明 (委員長)区議会自由民主党
太田 公弘 (副委員長)江戸川区議会公明党
中津川 将照 江戸川クラブ (副幹事長)
神尾 昭央 区議会民進党 (幹事)
大橋 美枝子 日本共産党江戸川区議員団 (副幹事長)
福本 光浩 区議会自由民主党
藤澤 進一 区議会自由民主党
須賀 清次 無所属議員
田中 淳子 江戸川区議会公明党

就労家庭への支援、子どもたちの幸せを念頭に置いた、前向きな議論が行われることを、江戸川区民として切に希望したいところですね。

陳情に関しては以上です。

さいごに…えどがわ学童保育フォーラムのこれまでの活動については、以下もあわせてご覧ください。

◆えどがわ学童保育フォーラム・ホームページ
現在更新停止中ですがストックされている記事はお読みいただけます。
特にアクセスの多い人気記事は以下です。

現役「すくすくスクール」の、江戸川区ママたちが驚いた!
「学童保育」の常識を覆す  脱現実! 東洋経済のすごい「記事」

公開から3年以上経過しても、まだ跳びぬけて高いアクセスがある記事です。


◆江戸川区・学童補食の継続を願う会ブログ
2012年の補食廃止直後に活動した「学童補食の継続を願う会」のブログです。
補食再開を願い、江戸川区に多数の陳情を提出した記録が残っています。

皆様のご協力を、何卒よろしくお願いいたします。





2017年4月6日木曜日

【開催報告】すくすくスクール・はじめての学童クラブ登録in えどがわ【満員御礼】

先週土曜日から新年度がはじまり、わくわくどきどきの新一年生のみなさん、ご入学おめでとうございます!

私どもえどがわ学童保育フォーラムからも心からお祝い申し上げます。

さて、本ブログでも告知して参りました「はじめての学童クラブフォーラム in えどがわ」ですが、去る2月19日、盛況のうちに終了させていただきました。盛んにご質問もいただきありがとうございます。

今後もこのような会を設けてほしい、入学準備にあたり参考になったなど、喜びの声を多数いただき、主宰者としてほっとしております。参加者の大半が、第一子が保育園の年中・年長の保護者の皆様で、をのご来場いただきました皆様には、心から感謝申し上げます。

会は2時間半におよびました。すべてをご報告することはできませんが、会の内容を以下に抜粋してお届け致します。

●はじめに(えどがわ学童保育フォーラム・代表あいさつ)

まず当会の代表より、ごあいさつをさせていただきました。

「私は、子どもがいじめを受けたり、学童クラブの子の補食が廃止されたり、いろんなことに悩みながら、いまの「えどがわ学童保育フォーラム」の仲間につながりました。子どもにとって大事な補食を復活させたいという思いで運動を続けてきました。

今回、すくすくスクールの学童クラブと保育園の違いについて、情報を共有できる場があればと思い、初めてこのような会を開きました」

●「すくすくスクール」ってどんなところ?

次に、すくすくスクールの概要について、簡単にご説明しました。

①すくすくスクール・登録形態について

「登録」には2形態ある。
1)全校生徒対象の「すくすく登録」
2)放課後、保護者の就労等で留守になる家庭の子ども対象の「学童クラブ登録」

ほとんどの学校で生徒全体の6~7割が「すくすく登録」。とくに1~4年生の登録が多い。「学童クラブ登録」の割合は各学校で違う。30人という学校もあれば、100人を超えている学校もある。

「すくすく登録」の子どもたちは、その日すくすくで遊びたければ来るという形なので、毎日の参加数に幅がある。一方、「学童クラブ登録」の子どもたちは基本的に毎日来る。

②すくすくスクールのスタッフについて

日々、子どもたちの活動に携わっているのは「サブマネージャー(サブマネ)」と「プレイングパートナー」。

保護者とやりとりするのは「サブマネ」の先生。相談はサブマネの先生にすることになる。

サブマネには常勤の人、非常勤の人がいる。非常勤のサブマネは昼過ぎの出勤なので、非常勤しかいないすくすくスクールは午後からの対応になり、その間、電話は留守電対応にななっているようだ。

その他、「クラブマネージャー」というボランティアで勤めて下さっている地域の方がいる。地域との連携に尽力していただいている。

③平日の過ごし方

1年生は基本的に5時間授業。入学当初は掃除の時間がないので1時15分ごろ学童クラブに帰る。2~3年生は2時半ごろ。4年以上は3時半ごろ。

高学年の授業が終わるまでは基本的に室内遊び。3時半ごろ、4年生以上の授業が終わったら校庭遊びが始まっているようだ。
《室内遊び―レゴ、パズル、トランプ、かるた、UNO、ぬり絵、けん玉、こま、ままごと、本(マンガ)…。工作をするすくすくもある。学校によって違いはある》

《校庭遊び―ドッジボール、サッカー、キックベース、鬼ごっこ…》

すくすく登録の子どもたちは17時帰宅。
学童クラブ登録の子どもは最長18時まで。(土曜日は9~17時)

学童クラブ登録とすくすく登録の違いは、17時以降の「プラス1時間」と「出欠確認があること」。誰がお迎えに来るかもサブマネの先生が把握。

いっぽうすくすく登録の子どもは自由参加なので出欠確認はされない。

④春休みの過ごし方

学童クラブ登録の1年生の受け入れは、4月1日から、時間は9~18時(すくすく登録の子どもは、入学式後からです)。

9時に登室後1時間は静かに一人で活動する時間になっている学校が多いよう。2年生以上の子どもは宿題の時間。

12時にお弁当の時間。基本的には学童クラブ登録の子のみ。すくすく登録の子どもはいったん帰宅になる。

午後は通常の活動。

●すくすくスクール保護者体験談

次に、現在小学生の子どもがいる各保護者から、体験談の発表を行いました。フルタイム、自営など様々な勤務形態の方がおり、また現状補食を持参している方、今まさに子どもに留守番の練習中の方など、様々な経験談がありました。

◆Aさん(小2女子・小5男子)
【補食について】
いま補食を持参している。補食の入れ替えは一週間まとめて、土曜日の9時前後に行っている。自分が土曜日も仕事なので月~土の6日分とゴミ袋(ジッパーのついたもの)を用意。補食が復活して子どもは喜んだけど、正直、毎週用意するのは大変。でも補食を持って行くときに指導員と子どもの様子について話ができるのでいい機会になっている。

【子どもの「すくすく行きたくない」対策】
上の子が小1のとき、学童クラブ登録の子とすくすく登録の子を合わせて毎日100人近くがいた。大人数が苦手な子だったので「行きたくない」と言い始め、数日後、学童クラブに行かずに近所の家に行っていた。指導員が電話をくれ、捜してくれた。私は子どもが行きそうな場所を伝え、その一つが近所の家で指導員に見つけてもらった。その晩、子どもに親の仕事のことや、安全のために学童クラブに行ってほしいことを話した。

【夏休み対策】
夏休み、すくすくは9時にならないと開かないが、わが家は出勤時間が遅いので、親の出勤が早いお友達の家庭の子を預かってた。9時前に出かけるまで子ども同士で遊んでいるので、自分の支度が楽になった。

【子どもだけで留守番させるときの対応…留守中の電話】
江戸川区の防犯メールニュースでも伝えられているが、子どもが電話に出ると、個人情報を聞き出すという不審な電話があるという。

そこで家の電話は常に留守電設定にし、音量を上げておく。「ピーーー」という発信音のあとに「○○ちゃーん!」子どもの名前を呼んで、電話に出てもらうようにしている。

電話のベルが鳴ってもすぐに出ないこと、発信音後に自分の名前が呼ばれたら出ることを子どもと約束している。

【土曜日にすくすくスクールに行くことについて】
平日より子どもが少ないので落ち着いて過ごせるからか、うちの子は「土曜日にすくすくスクール行くのは好き」という。

◆Bさん(小3女子)
【お迎えについて】
すくすくスクールは18時までしか預かってもらえないので、娘が小学校に上がるタイミングでやむなく転職、18時のお迎えに間に合う職場に変えた。

それでも電車の遅延などでギリギリだったり、間に合わないことも。その場合は電話した。指導員の勤務時間の18時15分まで待ってもらったことや、学校近くの図書館で待ち合わせたこともあった。ただ、江戸川区は不審者情報が多いので、図書館での待ち合わせは勇気のいることだった。

18時に間に合わないので、ファミリーサポートにお迎えを頼んでいる家庭もある。

子どもだけで帰らせるときは、明るい季節はいいが、冬など暗い時間帯に1人で帰れるのかという想定も必要である。

【補食が復活して良かった】
補食が無くなったことで、18時過ぎ、おなかがすいてエネルギー切れで、青い顔で私の帰りを待っていた娘が切なくて、罪悪感もあった。昨年4月から補食が復活できたのはうれしかった。

【夏休み】
私は8時20分に家を出ないと間に合わない。どうしようと思っていたら、すくすくスクールの指導員から「早めに来ているから、(お母さんと一緒に家を出たあと)お子さんにゆっくり歩かせてきてください」と声をかけてもらい、助かった。

【熱、けがの際の対応】
すくすくスクールで具合が悪くなり、「寒い、寒い」という娘の熱を1時間おきに測ってくれ、熱が出始めたときに電話をすぐくれた。仕事を片付け、早々に迎えにいったことがある。毎日見てくださっているので、子どもの体調の変化もわかる。

【宿題】
遊びに夢中になるとできない。終わっていないとあとが大変なので必ずやって帰るようにと伝えている。夕飯の前に寝ていたり、ぐずぐずし始めて「やりたくない」と言ったり、帰宅後は本当に疲れている。すくすくで元気なうちに終えられるように言い聞かせたほうがいいと思う。

◆Cさん(小2女子)
【民間学童の利用】
保育園は延長すれば19時半、通常で18時半まで預かってくれる。学童クラブ登録の預かりは18時まで。この1時間半の差を不安に感じている家庭が多いと思う。

今日のイベントチラシには「小1の壁に負けない」とあるが、私の場合、入学前に「小1の4月1日の壁」を感じていた。

3月31日まで保育園でお昼寝やおやつもあった。

その環境が翌日には一気に変わり、入学式もしていない中、いきなり小学校の学童保育に行くことになる。子どもはこの変化に耐えられるのかと思った。

同じ保育園から、自分の子を入れて2人しか同じ小学校に行かないという事情もあった。激変緩和策という意味もあり、4/1からは同じ保育園の子が少なくとも2~3人はいる民間学童に入ることにした。

民間学童は、学校まで迎えの車を出してくれるが、その際に「子どもを校門前で待たせて欲しい」と言われた。しかしすくすくスクールの指導員から、「それは危険だからすくすくスクールに迎えに来て欲しい。そうすれば民間学童の運転手に責任もって子どもを引き渡すので」と言ってくれた。そういうやりとりから、すくすくスクールへの信頼が高まった。

このほか、民間学童は子どもが入所、退所したときにメールが来るので安心できる一面がある。習い事に連れて行ってくれるサービスもある。

【宿題】
親は家庭で宿題の丸付けをたまにする。
宿題は、なるべくすくすくでやってくるように言うが、残してくることも多い。

親のサイン欄があるので、面白いスタンプを押してあげるなど遊び心をいれ、子供が少しでも楽しめるようにしている。

◆Dさん(小2男子・保育園年少女子)
【お迎え】
小1の夏の日、「僕、友達と帰りたいから、もうすくすくスクールお迎えに来ないでいいよ」と言われた。友達と遊ぶのがすごい楽しいから、みんなで一緒に帰りたかったみたい。それ以降は基本的にお迎えはしていない。

【補食セットにはお茶を】
毎日の補食セットには、必ずパックのお茶を入れている。遊びにめいいっぱいで全然水を飲まずに帰ってきていたので。

この子が2年生の4月から補食が復活したので助かったが、1年生のときは補食がなかったので、おなかをすかせてるからとにかく機嫌が悪く、帰宅途中でけんかになっていることもあった。

【すくすくスクールに着替えを置く】
学童クラブ登録の子は、すくすくスクールに着替えが置けるので、トイレが間に合わなくて汚れてしまったときなど助かった。

【異年齢との遊び】
うちの子にとって、すくすくは友達ととにかく遊べる場所。いまは小1の子と意気投合している。学年の違う子の名前がいっぱい出てくる。子どもの世界が地元を中心に広がるのが学童クラブのいいところだと思う。

【習い事】
息子は時間がなかなか読めず、あわせて支度をして動くことがまだできないので、すくすくスクールから習い事の場所までは、ファミリーサポートの人に連れていってもらい、お迎えは私がしている。

携帯は持たせていない。習い事をしているところに公衆電話があるので、何かあったらテレフォンカードで電話してくるよう伝えている。

◆Eさん(小6女子・小2男子)
【小1の壁で転職】
上の子が小1の1月に、20数年間務めた正社員を退職し、フリーランスになった。

退職理由は2つ。一つは、会社の時短勤務が下の子が3歳で切れてしまったこと。延長申請したがダメだった。夏休みも8時には家を出なければいけないので、1年生を置いて家を出るのは難しかった。

もう一つは、時間のやりくりの難しさに直面し、仕事の収入とやりがい、家事と育児、子どもと向きあう時間をもっと取りたいという思いがあった。収入は減ったが、うまく回せている。あのままテンパってずっと走っていたら後悔したかも。

時短切れで悩む方は、ダメもとでも時短延長を会社と交渉したほうがいい。私は上司に「お子さんも小学生になったから、もう手がかからないでしょう」と言われたが、むしろ小学校のほうが、様々な面で親の関与が必要な場合が多く感じる。

【「すくすくスクール行きたくない」と言われて】
正社員を辞める前、上の子は小1の夏休みに、「すくすくはつまらない、行きたくない」と言い始めた。

ある日、早めにすくすくスクールお迎えに行ってみると、テレビでアニメがガンガンついていた。本もマンガしかなかった。子どもの人数も多く、まるで鳥小屋のようにひどい喧噪だった。そういうなかに1日中、子どもをいさせるのはつらかった。上の子はそういう環境にうまく適応できなかったと思う。

【宿題ができる環境かどうか】
とにかく子どもが多く、落ち着いて宿題ができる環境ではなかった。机も足りず、床に寝そべって宿題をしている子もいる。その間を、ブロックを持った子どもが駆け回っている状態。一度、子どもがすくすくスクール宿題をできる環境なのか、親が見てみるのは大事。できないと思ったらサブマネに相談するなど、親も動いてやらないとと思う。

【夏休みのお弁当】
すくすくはエアコンがきいているのでお弁当が痛む心配はないが、保冷剤をつけて持たせた。すくすくスクールに冷蔵庫はあるが、そこは使わせてもらえない。デザートにフルーツはいいが、ゼリーやプリンはダメ。各校で対応が違うかもしれない。

お弁当のおかずは、晩ご飯のおかずを取り分けて、シリコンカップに小分けして冷凍庫に入れておく。肉を多めに買ったときは少し取り分けて、塩でもんでから冷凍庫に。葉物野菜も切って生のままジップロックに入れて冷凍庫に。朝、凍ったままの鶏肉と小松菜でケチャップ炒めを作ったりした。大変だが、小分け冷凍で乗り切ってきた。

【学童クラブからの〝卒業〟】
上の子が小2のときに、「放課後はもうすくすくスクールに行かないですごす」ことにトライした。一人で下校し、習い事に一人で行かせていた。しかし上級生の男の子に、玄関の外に用意しておいたおやつを取られたなど、トラブルもあった。

◆Fさん(中1男子、小2女子)
【わが子がすくすくスクール「いじめ」に】
私は「小1の壁」にぶち当たっても自分の働き方は一切変えなかった。変えられなかった、という事情があった。

その結果、しわ寄せが子どもにいったことは否定できないと思う。保育園のときは穏やかだった子が、小学校に入ってから家で暴れ出し、宿題もできなくなった。よく話を聞いたら、いじめに遭っていた。すくすくスクール指導員に相談したら、「すくすくスクールに来る子どもが多い(毎日100人以上)ので、あなたのお子さんだけを見ていることはできない」という返事だった。

何とかしたかったが、当時は民間学童がなく、預け先としてすくすくスクール以外の選択肢がなかった。自分の子どもにとっては、もっと心に寄り添ってくれる大人がいる放課後の環境が必要だと思いながら、何年もすぎてしまった。

学校の課題が充分こなせなかった気がする時や、学校にいる時間中に他の子どもとトラブルがあったりしても、放課後には気持ちを切り替え、遊び相手を選んだりして、放課後の長い時間を自分なりに楽しく過ごせるようになるまで、自分の子どもは2年以上の時間がかかったと思う。

反省点としては、たとえ他の預け先の選択肢がなかったり、働き方を変えられなくても、息子のことについてサブマネの先生とあきらめずに何度も情報交換していたら、もう少し解決は早かったのではないかと思っている。

忙しいながらもサブマネの先生方は良心をもってやってくださっているので。経験談として話せるのは、心穏やかに過ごせる環境を整えてあげると、宿題もできるようになる。そしていろいろな問題は子どもの成長とともに解決できると実感した。ただ、時間はかかる…

【夏休みのお弁当】
うちは焼きそばと果物だけとか、チャーハンと果物だけとかだった。

【夏休みの過ごし方】
子どもは朝起きてすくすくに行って宿題をし、学校でプールに入り、規則正しい生活ができた。親が家にいたので夜更かし朝寝坊だった、自分の小さいころの夏休みより充実していて良いと思った。

【学童クラブから〝卒業〟】
上の子は小4のときに補食が廃止され、おなかがすいて我慢できないというのもあったが、同じ4年男子がほとんどすくすくに来ないから、息子自身も「それなら行かない」という感じだった。それから鍵を持たせ、放課後は家でおやつを食べて友達と遊んでいた。自然に卒業した。

【子どもの成長】
学童クラブを卒業したあと、小5の時に再びいじめ問題に直面した。

小1のときとほとんど同じように、一見、一緒に仲良く遊んでいるように見えて、結局は強い子に支配され、物陰に連れていかれては痛い目に遭わされているとわかった。

このときも何度か学校の先生に相談し、幸い目撃証言もあったため、いじめている本人に直接、指導が入った。注意されればいじめは減るがまたぶりかえす、この繰り返しで1年以上すぎた。相手に強く出られない息子に歯がゆい気持ちもあったが、見守っていた。

ある日、もう卒業まであと3ヶ月というときに、息子が、いじめの相手にどなり返し、翌日相手が謝って来た、という話を人づてに聞いた。以後、いじめで困る事はなくなり、子どもは少しだが自分に自信を持つようになったと思う。子どもの窮状に対して、親が速効性のある対策をとれなくても、子どもは時間をかけて成長していき、自分の力で物事を解決してみせることがあるのだと思った。

●補食について
資料「江戸川区の学童クラブ補食について」をお配りし、すくすくスクールにおける学童補食の廃止と復活の経緯などについてご説明しました。
持ち込み補食(1日分)例

またポイントとして、これまでの長年の江戸川区のスタンスとしては、「補食はあくまでの保護者の自主運営であって、区はそれを受託しているだけであるから、たとえ廃止してもそれは江戸川区区の責任ではない」としていることもご説明しました。

現在、補食は多くの小学校で、「親が1週間に一度などまとめてジッパー袋の小分けで持ち込み、ごみを持ち帰る」形でやっていますが、お菓子の一つ一つに記名が必要など、準備段階で親の負担が大きく、実際には補食が続けられないケースも多くあります。

そんな中で、江戸川区で唯一1校だけ、補食を「共同購入」している小学校があります。新田小学校です。そしてその新田小学校は、学童クラブの参加率が他校と比べて高いのです。

補食希望者も、平成28年度のデータでは、他校は5月時点と12月時点を比べると希望者は「減少」していますが、新田小だけは「増加」しています。これは、補食準備などのの負担が無くなれば、補食を希望する親子は増える、そこにニーズがある、ということを示しています。

同校は、学校近くのお店がおやつの袋詰めをして、配達。親が皆で集金して、運営しているそう。近所のお店や業者などから補食を共同購入する、袋詰めは保護者の当番で回していくなど、やっていくことも検討できるのではないでしょうか。

●質疑応答
最後に小学生保護者に対して、参加者から様々な質問をいただき、小学生保護者らは経験談で回答しました。

【質問】学童登録の子どもがすくすくスクール来ないとき(すくすくに行かないで、集団下校などに混じって勝手に帰宅してしまったとき)、すくすく側の対応は?

【回答】
参加予定の子どもが来ないときは、サブマネの先生が保護者に確認の電話を入れてくださるので、保護者は思い当たるところに電話をするなどして探します。

先生方は、原則、外に出て捜しに行くことはできないようですが、どなたかが家まで行ってみるなどの対応をとってくださったこともありました。

とくに1年生にはそのような対応がされていると聞いている。実際、予定どおり子どもが来ない場合、どのような対策をとるのか、各すくすくスクールで確認してみてはどうでしょうか。

【質問】病気やけがでのお迎えの連絡は?

【回答】
「急いで迎えに来てください」というときは、高熱や、頭部を打ったなどで病院にかかるとき、また骨折など緊急時のみのようです。

微熱などのときは状態を伝えてもらい、迎えの必要性は保護者が判断することになります。いつでも連絡が取れる電話番号は、サブマネに伝えておかなければいけないです。


【質問】すくすくスクールに、安静にできるお布団等の場所はあるの?

【回答】
学校の保健室が借りられる学校は、借りているらしいです。

すくすくスクール内に簡易ベッドやそれに代わるものを敷き、そこで横になってもらったりする学校もあります。

ただ場所の関係で、個別の部屋を確保できるわけではないようですし、サブマネがその子どもにだけつきそえない…という事情もあるようです。なので自分が仕事を抜けられない状況だったら、できればお迎えに行ける他の人を確保しているといいのですが。


【質問】災害時の対応はどうですか?

【回答】
区内で震度強5以上の地震が発生したときや、交通機関が乱れて迎えにこれないときは、子どもは学校に留め置く決まりになっています。

災害時の各学校の対応については、江戸川区の公式ツイッターと「えどがわメールニュース」で流されますので、メールニュースには登録しておくとよいです。

登録は以下からできます。
◆江戸川区公式ツイッター
◆えどがわメールニュース 

台風は事前にわかるので、例えば下校時間帯に接近するときは、すくすくスクールの活動が中止にされることがあります。学童クラブ登録の子どもはその時点ですぐに帰されることはありませんが、早めに帰される場合もあるようなので、その点は各すくすくスクールでサブマネに確認しておくといいです。

学校は台風接近の前日に、休校になる場合について説明した手紙を配布するので、夜のうちに対応を考えておくといい。台風で休校になったら、すくすくスクールも休みになってしまう。

学校が休校になるときは、ほとんどすくすくスクールも休みです。ただ大きい災害が考えられるときなので、家での対応を考えたほうが安全、とは言えます。職場に日頃から事情を説明しておく必要があるかもしれません。


【質問】学級閉鎖などの時はどうしますか?

【回答】
インフルエンザなどで学級閉鎖になったクラスの子は、本人が元気でも、学校にもすくすくにも行けないので、自宅での対応が必要になります。1週間まるまる学校にもすくすくスクールにも行けない状況になり、さらに翌週に本人がインフルエンザに罹患するなどしたら、2週間、自宅待機という最悪のケースもあります。働いていると本当にきついのですが、乗り越えなくてはならないことの一つです。


【質問】学校が振替休日のときは?

【回答】
運動会などの振替休日のときは、長期休みと同じ9~18時で預かりです。


【質問】すくすくスクールで宿題を済ませてきてほしいけど…

【回答】
すくすくスクールで、17時まではなかなか宿題をやるのは難しい環境です。考え方はいろいろありますが、17時までは友達がいるから友達と遊んでもらい、17時以降は人数も減るし、勉強する場所も確保できると思う。子どもはなかなか自分から取りかからないので、サブマネに、「宿題やろう」と声をかけてほしいと相談するといいかもしれないです。


【質問】すくすくスクールへ行く以外で、夏休みを過ごす方法は?

【回答】
◆Fさん…うちは一人で過ごしていた。心配なら夏休みだけ民間学童やすくすくの学童クラブ登録をして預けることもできるし、実家に預けることも場合によってはある。

◆Cさん…子どもに宿題を持たせて、自分が遠方の実家に送り届けた。迎えにも行ったから大変だけど、田舎で過ごすよさもある。1週間から10日くらい過ごさせた。

◆Dさん…うちのすくすくスクールは大規模校で人数が多いのと、中耳炎で学校のプールに入れないこともあり、1年生のとき3週間、インターナショナルスクールのサマーキャンプに入れた。英語で先生が何言ってるかわからないと言っていたが…。朝はファミサポさんにスクールバスが止まるところまで連れて行ってもらって、帰りはスクールバスで学校の前で下してもらい、すくすくで遊んで帰ってきていた。

【質問】人数が多いすくすくスクールだと、子どもは行きたがらない?

【回答】
◆Aさん…そんなことはないです。逆に少ないと「友達がいなくて行きたくない」とも言います。大規模校の場合、とにかくすくすくスクールがガヤガヤワサワサしているので、大人数が苦手の子にとっては大変かもしれませんが、行けば「誰かしら友達がいる」ということで、行く子も多いです。その子の性格によります。

◆Cさん…うちの子は「すくすくスクールに仲のいい友達がいない」とわかるとテンションが低いし、「いた」となれば超楽しい!という感じで、日によって違います。


【質問】入学予定の小学校に同じ保育園の子がいない、どうしたらいい?

【回答】
◆Cさん…学区の越境も考えたが、大きな道を通らないと学校に行けないという問題もあった。保育園の友達も大事だけど、子どもの安全のほうが大事だと思い、越境はしなかった。

【参考】子ども110番「ピヨピヨマーク」の確認を親子でぜひ

学校周辺に黄色い「ピヨピヨマーク」のステッカーを貼ったお店や家があるので、確認をしておくといいです。

保護者の留守中に子どもが困ったときや不審者に出くわしたときなど、助けを求めることができる場所です。

どこにピヨピヨマークがあるかは、学校のPTAなどから資料が配布されると思います。



開催のご報告は以上です。

じゅうぶんに書ききれなかったこともありますが、まずは親が様々な事態を想定して対応の心づもりをしておくこと、また学童クラブ保護者同士の横のつながりを持ってみること、そしてわからないことは保護者同士や、すくすくスクールの指導員さんとしっかりコミュニケーションをとり、解決を図っていくことが必要かと思います。

なお今回の催しについて、マイナビ様に掲載いただきました。宜しければ以下もご覧ください。
マイナビニュース
「小1の壁」はどう乗り越える? 先輩保護者がノウハウ伝える催しが開催


以上、今後ともご意見、ご質問がございましたら、えどがわ学童保育フォーラムまでお気軽にお寄せ下さい。すぐにお返事できない場合もございますが、何卒よろしくお願いいたします。
edogawa.gakudo.hoiku.folum@gmail.com (@を半角に直してお送りください)


2017年2月17日金曜日

【お願い】2/19(日)「はじめての学童クラブ登録」にご参加の皆様へ


先日、こちらの記事で告知させていただいた「はじめてのすくすくスクール学童クラブ登録 in えどがわ 2017」について、ご参加お申し込みをいただいた皆様、本当にありがとうございます。

現役・OBの保護者らで、時間をやりくりして細々とやっている当会ですので、当初は20名も集まれば…という気持ちでスタートした企画でした。しかし現在、ありがたいことに40名を超えるお申し込みをいただいている状況です。

しかし予約した会場の定員は36名。より広い会場はどこも満杯で、今から確保することができませんでした。

またお子様連れの方も多くいらっしゃるため、会場が大変手狭になってしまうことが予想されます。可能な限り対応いたしますが、ご来場に際しては、ご迷惑をおかけすることもあろうかと思います。その点、何卒ご容赦いただければと思います。

さらにもうひとつのお願いとして当日、お子様をお連れになる予定の方で、もしご家族や祖父母様など、お子様をお預けできる方がある方は、何卒ご協力をよろしくお願いいたします。

とはいえ、お子様の預け先が無い、様々な事情で預けられない場合があることは、こちらの保護者らもじゅうぶんに理解しております。お子様をお連れでも、決して遠慮なさらずに、是非お越しください。

会場の一部にレジャーシートを敷き、多少ですがオモチャなどをご用意して、できるだけ親御さんが話に集中できるよう、対応したいと思います。


《はじめてのすくすくスクール学童クラブ登録 in えどがわ 2017 》
日時 : 2017年2月19日(日)9:30~12:00
場所 : タワーホール船堀 4F 407会議室
参加費: 300円(大人のみ。資料代、会場代など)


えどがわ学童保育フォーラムの保護者一同、すくすくスクール(学童登録)での自分たちの様々な経験…ぶつかってきた壁のこと、そして乗り越えてきたこと、乗り越えられなかったこと等々…多々、お話しする準備を整えております。

皆様のお越しを、心よりお待ちしております。
何卒よろしくお願いいたします。